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コラム

 

パンクの神様降臨! 石狩&パンク修理体験ライド

2014年08月28日
弁護士  太田 賢二   プロフィール

 大して乗れもしないのに、僕は、自転車仲間「エキップ・ラヴォカ」のリーダーを仰せつかっている。口の悪い連中は、車部(シャブ)と呼ぶ。

 そんな僕は、パンク修理の体験がない。2年前の「富良野アースライド」の出走直前にパンクをしたことはあるのだが、そのときは大会側で用意していた修理業者がいたおかげで事なきを得た。
 日頃仲間と走るときは、強者揃いなので、パンクしても何とかしてくれるだろうと思っている。でも、一人で走っていると、ちゃんと対応できるか不安で一杯。もちろん替えのチューブや修理道具は携帯して走っているが、実際使ったことがない。
 それでシーズンが始まる前に、パンク修理体験会の企画を提案した。とにかく一度タイヤ交換をやってみる、ということ。それが、石狩&パンク修理体験ライドであった。予定では、札幌市内から豊平河川敷を抜け、花川から札幌市へ戻ってくるというコース。その後、我が家でパンク修理体験を行って、そのままBBQを予定していた。

 5月後半の日曜日。集まってきたのは、パンク云々など関係なく、一日に軽く200kmは走る濃い仲間ばかり。期待した初心者初級者メンバーはゼロ。とにかく走り始める。
 町の中は、きっちり信号を守る。日曜日の朝、円山公園から東へ走り、二条市場の前を通って河川敷にでる。この河川敷は、ライダーを一瞬にして都会の雑踏から北海道の自然の中に招き入れてくれる。ホント気持ちいい。走行速度は、30キロ超。
 ところが河川敷をほぼ走り終える頃、クシュンという感じで、車体がぶれる。
 パンクだ。修理体験会ではなく、まさにパンクに遭遇。
 後から追いついたサブリーダーが、「5分内で大丈夫」と言って、私のチューブを取り出そうとする。ところが、チューブレス兼用のリムにはめられた私のフレームからチューブがなかなか出てこない。「こんなはずはないのに」と言いながら、手を変え品を替え、チャレンジするサブリーダー。ようやく別の仲間と二人がかりでチューブを取り出すことができた。
 僕は当然手持ちのチューブを持っている。携帯ポンプもあり。ところが僕のポンプが自分のバイクのバルブ用じゃないって?そんなバカな、と思いつつも。呆然自失。仲間のポンプを借りざるを得ない状況の時、また別の仲間が、「CO2ボンベを使ってみたい。」と切り出した。最初僕にはよく意味がわからなかったが、CO2(二酸化炭素)を圧縮した携帯ポンプで押し込むとあっという間にチューブが膨れる、という優れものでした(ただし、その効果は1、2日だけ)。
 
 そんなこんなで僕のパンク修理に30分あまり時間を使ってしまった。
 気を取り直して、北西からの強い逆風の中、花畔方面へ向かう。茨戸川の立体交差を抜けるとようやく追い風。年寄りが先頭を切って走る、走る。でもだんだん信号が増えてくる。隊列の長さを考えると、走るか止まるかを何度も逡巡しながら走り続ける。
 もう少しで新川通りというところで、後方からバーンという破裂音。今度は僕にCO2ボンベを使わせてくれた仲間の前輪がパンク。チューブを見ると裂けた後があり、タイヤの側面部で何か鋭利なものを踏んだようだ。彼のリムは、僕のと違ってスムーズに脱着できた。何かうらやましい。無事にチューブ交換の修理を終えて、CO2ボンベでシュパっと入れたら、再び破裂音とともにパンク。どうやらタイヤが裂けていて、圧がかかったチューブがその裂け目で破裂した模様。と言われても、僕はその意味の半分も理解していない。
 この日は、これでとどまらなかったようです。BBQに不参加だったサブリーダーは、帰り道自転車屋や予備のチューブを1本買ったところ、その5分後にパンクを経験したと、後で知った。
 わずか60キロのライドで、3人が延べ4回のパンク。
 僕は、パンク修理に自信のないまま、携帯ポンプをどうすべきかも思案中。チューブレスに変えれば、パンクしてもある程度は我慢して走れるということだが…。
 今年は、うちの仲間に、パンクの神様が降臨中のようだ。
 
 
 
 
 
 

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